
直会とは
一般には神事終了後の宴会(打ち上げ)とされていますが、本来は神事を構成するきちんとした行事の一つ「直会(なおらい)」。地鎮祭や上棟式など、建築に限らず様々な神事の際に、神にお供えしたお神酒や食べ物を下げて、同じものをいただくことをいいます。 それにより、神と強く結びつき、その力をわけてもらい、加護が受けられるとされています。
直会の手順
準備段階から祭典終了時までは、平常とは違った特別の状態になります。そこで、その特別な状態を解きほぐし、平常の状態に戻すための手だてとして、祭事終了後の直会が必要となるわけです。
直会の語源は「直り合い」を縮めたものと言われていますが、この場合の「直る」とは、平常の状態に戻ることを意味すると考えられます。
このように、直会とは祭典の締めくくりとして、大切な意義を有するそうです。
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