沖縄の代表的な伝統建築 赤瓦のお話

更新日:6月11日

沖縄の代表的な伝統建築と言えば赤瓦ぶきの木造建物ですね。 屋根にはシーサーがあり、屋敷の周囲には琉球石灰岩の石垣、あるいはフクギで覆われている光景を想像します。 そんな赤瓦のうまれたワケについてお話させていただきます。

赤瓦の歴史

時代をさかのぼっていくと、琉球伝統の河原はもともとはヤマト系の灰色瓦で、"赤瓦"が登場したのは沖縄の歴史の中でも比較的新しい18世紀頃のようです。 住宅需要の増加により、瓦を大量生産しなくてはならなくなり、手間ひまをかけて製造することができなくなった結果、コストのかからない赤瓦がたくさん造られたのだとか。 赤瓦は沖縄の他、中国南部や東南アジア地域にも広がっていて、中国北部や朝鮮半島、日本などの地域は灰色瓦だそうです。

赤瓦の特徴

世界的にみても、赤瓦を採用するのは大半が熱帯地域。 これは、赤瓦が灰色瓦よりも日光の熱の吸収率が低く、強い日差しの熱をうまく避けるための生活上の工夫だと考えられます。

また熱帯では、太陽から赤色光線が多く届き、赤がより美しく映え、さらに熱帯地域の人々は赤色系の視細胞が発達し、赤色を美しく感じるそうです。 つまり "赤瓦" は、沖縄の自然環境や人々の感性に最も合っていて、その良さに沖縄の人々が気づき広まったということなのかもしれませんね。

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