先日、沖釣り大好き友人から高級魚カンパチを頂いた。
夕飯に間に合わせるべく、早速、刺身包丁を取り出したが、これが切れない!
大きなお魚に申し訳ない程、時間を要してしまった。
母に「研がない包丁で切れる訳が無いでしょ!」
と揶揄されたが、その通り、ほとんど研いだ試しが無かった。
その時父を思い出した!
昔の大工さんはしょっちゅう砥石に向かっていた。
ノミやカンナの刃を絶えず万全な状態に保つためだ。
綺麗な仕事をする大工にとって砥石はとても貴重で人に貸すわけにはいかない!
下手な人に使わせると砥石の真ん中を凸凹にされてしまう。
永六輔さんの書いた職人語録でこういうのがある
『女房貸しても砥石は貸すな』と!
ちょっと怖いほど砥石崇拝です💦
沖縄の職人語も聞いたことがある。
『研ぐためには貸すが砥石は貸さない』
さすが沖縄は優しいですね。
いつも美味しい料理を作ってくれる奥様に感謝行動として、台所の刃物と言う刃物を年の瀬までに磨こうと思う。
代表取締役 前木 繁孝
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