リゾート施設内建物や古民家など改修工事の御依頼を受け、毎年のように島材や茅を使用し工事をさせていただく。
それは島の伝統技術の伝承の観点からもとてもありがたい。
木の古材は貯蔵品の調達でなんとか間に合っているが、茅葺き屋根の茅は島中探すが見当たらず苦心している。
市街地に程近い場所でいつも刈り取らせて頂いている苗場があり、先日、数人の職人で刈り取りに行ったところ、なんと一番成長している部分が既に刈り取られていた。
茅を求めている人は他にもいるようだ。
結果、刈り取り量が足りず、工事が出来ない為、弊社職員のゴールデンウィーク中のドライブは茅探しが日課となりそうだ。
農高の生徒さん達の年中行事“草刈り大会”に弊社も参加させて欲しいと相談したこともあるが、そのカラ岳からの確保量では家畜の飼料が不足気味だそうで、お断りをいただいた(^o^)
鳩間島に遠征し大変助かった経緯がある。その年の9月と秋の11月に延べ数日間宿泊して刈り取らせていただいた。
公民館長さんや島の方もお手伝いをし!さらに夜は歓迎会まで催してもらい職人共々、大変感謝をしながら大量の茅を貨物船で移動したのは2年半前!
チガヤと呼び年に2度ほど刈り取りできるまでに成長するが、時期が合わないと刈り取り後の選別に苦労する。
石垣島にこんなに豊富に有った茅だが・・・
何方か広い畑で茅を育てていただけませんか。
(株)前木組 代表取締役 前木繫孝
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